SalesforceとAPI連携できるおすすめツール10選!特徴やメリットを紹介

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SFA/CRMツールのなかでも、世界でも圧倒的なシェアを誇るSalesforce。営業活動をはじめ、社内の業務効率化や生産性のアップに欠かせないツールとして知られています。世界的な大手企業だけでなく、日本の中小企業にも続々と導入されているため、興味をお持ちの方も多いでしょう。

Salesforceにはいくつか大きな特徴がありますが、本記事では「外部ツールとのAPI連携」について詳しく解説します。Salesforceと外部ツールを連携させるメリットや、おすすめの連携ツール、実際の活用事例についてもお伝えします。

Salesforceの導入をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

Salesforce(セールスフォース)と外部ツールをAPI連携させるメリット

社内の情報共有や業務効率化に貢献するSalesforce。一見万能なツールのようにも思えますが、実際に使用してみると「もっとこの部分に対応してほしい」「自社に合った機能が足りない」という声も。

そのような場合に、活用できるのが外部ツールとのAPI連携です。APIは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の略で、一言で言うと「アプリケーション同士の連携」です。

Salesforceは早い段階からAPI開放し、AppExchangeという自社アプリストアで連携ツールを販売。もともとはSalesforceを導入した企業が自社内に構築したシステムやツールとの連携が主流でしたが、現在はクラウドサービスとの連携が目立ちます。

Salesforceだけでは足りない機能があった場合でも、任意の外部ツールと連携することで補えます。世界でも圧倒的なシェアを誇るSalesforceだからこそ、連携できる外部ツールも非常に多く、必ず自社に合ったものを見つけられるでしょう。

Salesforce(セールスフォース)とAPI連携できる外部ツール10選

SalesforceとAPI連携できる外部ツールを紹介します。

  1. Adobe Marketo Engage
  2. Magic Moment Playbook
  3. freee
  4. Sansan
  5. DocuSign
  6. CLOUDSIGN
  7. NP掛け払い
  8. Zuora
  9. HiCustomer
  10. Google Workspace

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

①Adobe Marketo Engage(アドビ マルケト エンゲージ)

2014年に提供を開始したMA(マーケティングオートメーション)ツール、Marketo。もともとはMarketo社が提供していましたが、現在はAdobe社が買収しています。

社内外とのスムーズな情報共有、カスタマイズ性の高さも人気の理由ですが、他の外部ツールよりもマーケターに特化した機能の多さが特徴です。なかでも、リード獲得から育成を目的とした高度なマーケティング施策をシンプルな操作性で実現していることも、高い評価を得ている一因でしょう。

世界で5,000社以上が導入しており、日本ではRIZAPグループ株式会社やコクヨ株式会社、みずほ銀行などが主な導入企業です。

②Magic Moment Playbook(マジック モーメント プレイブック)

SFA/CRMツールとして圧倒的なシェアを誇るSalesforceですが、自社のセールス手法に特化した外部ツールとAPI連携させることでより高い効果が期待できます。営業活動の進捗やアクティビティの記録を自動で反映させるのはもちろん、リードの優先順位をつけたり、取引先の業績や担当者の人事異動を自動で取得したりと、営業の現場で役に立つ機能が満載です。

今回紹介するMagic Moment Playbookは2021年1月に開始した新しいサービス。従来のツールはデータの収集・可視化には対応していましたが、データに基づく分析や予測は属人的というデメリットがありました。

その課題に着目したMagic Moment Playbookは、データの分析や売上予測、アクションの提案を行う革新的なツールとして登場。受注率10倍、商談数2倍、メール送信にかかる時間を90%短縮など、さまざまな実績からも注目を集めています。

主な導入企業はLINE株式会社、株式会社EXIDEA、USEN-NEXT Design株式会社などです。

③freee(フリー)

Salesforceの顧客情報から請求書発行、入金の消込、支払督促まで支援してくれる経理・会計サービスは数多くありますが、なかでもおすすめは「freee」です。2012年からサービス提供しているfreeeは、中小企業や個人事業主を中心に導入されている会計ソフトです。

Salesforceとの連携で見積書・請求書を自動発行してくれるだけでなく、Salesforce上で入金ステータスをリアルタイムに反映。部署間や会社間でのコミュニケーションコスト、管理の手間やミスを大幅に削減します。

主な導入企業は野村ホールディングス株式会社やKDDI株式会社、株式会社代々木アニメーション学院などです。Salesforceとfreeeを連携させて導入している企業には、虎スティルグループ、株式会社メドレー、toBeマーケティング株式会社などが挙げられます。

④Sansan(サンサン)

インサイドセールスに欠かせない顧客管理・名刺管理ツールとして評価が高いのが、「Sansan」です。AIと人力、両方の良いところを活かし、ほぼ100%の精度でスキャンされた名刺をデータ化します。

Sansanは名刺のデータを会社・人物単位で自動的に集約し、社内で簡単に共有できるツールです。また、スキャンした名刺の人物に関わる人事異動や企業関連ニュースを自動で取得。ビジネスチャンスを逃しません。

主な導入企業は株式会社クレディセゾン、三井不動産株式会社、エクスチュア株式会社です。なかでも株式会社クレディセゾンは30万枚を超える名刺の管理にSansanを活用しています。

⑤DocuSign(ドキュサイン)

契約書の締結やサインなどをペーパーレスで行える契約管理ツール。本記事では2つ紹介します。まずは「DocuSign」という電子署名ツールのパイオニア。世界180か国以上、44言語で署名できるグローバル化にも対応したツールです。

Salesforce上のデータから正確かつシンプルな契約書を作成し、承認作業やレビュー、バージョン管理などを自動化。契約書の重複も防げます。1契約あたり3,800円のコスト削減、契約成立までの時間は80%短縮できると言われています。

DocuSignの主な導入企業は、ソフトバンク株式会社、ユニリーバ・ジャパン、ヤマハ株式会社などです。

QUANZ(クオンツ)はSalesforceの導入支援だけでなく、DocuSignの導入のご相談も受け付けております。Salesforceとの連携のサポートもしておりますので、お気軽にご相談ください。

⑥CLOUDSIGN(クラウドサイン)

契約管理ツール、2つ目は「CLOUDSIGN」です。DocuSignはアメリカ発のツールですが、CLOUDSIGNは国内発、弁護士ドットコム株式会社が提供するツールです。

DocuSign同様、Salesforce上で管理している顧客情報から帳票を作成し、クラウドサインで送信・締結できる「クラウドサイン Sales Automation」のほか、「クラウドサイン Salesforce版」「クラウドサイン NOW」を提供しています。「クラウドサイン Salesforce版」は帳票作成を別で行ったうえで、Salesforceに保存された顧客に対してクラウドサインで契約締結・管理できるツールです。「クラウドサイン NOW」は対面で記入された来店カードや申込書・契約書の顧客情報をSalesforce上で管理したいときにおすすめのツールです。

CLOUDSIGNは大企業からベンチャーまで、30万社以上が導入しています。代表的な導入企業は、ネスレ日本株式会社、株式会社メルカリ、エン・ジャパン株式会社です。

⑦NP掛け払い

株式会社ネットプロテクションズホールディングスが提供する「NP掛け払い」は、商談管理から請求までを一気通貫で管理できるツールです。Salesforceに保存された顧客情報をもとに、与信や請求書発行、回収まで代行してくれます。

NP掛け払いの大きな特徴は、100%代金を保証してくれるところです。支払遅延や未払いなど、あらゆるケースに対応しています。請求に関わる業務を一手に引き受けてくれるため、営業担当者は事業成長に直結する作業に時間を充てられるようになるでしょう。

NP掛け払いの主な導入企業は、住友ゴム工業株式会社、株式会社トレタ、みんなのマーケット株式会社などです。個人事業主とのやり取りが多い企業でも積極的に導入されているようです。

⑧Zuora(ズオラ)

「Zuora」は2007年にサービスを開始した、サブスクリプション管理に特化したツールです。あらゆるものをサービスとして収益化し、その支払いをシンプルにしてリアルタイムに利益を確認できます。

従来、サブスクリプションの契約管理、収益の確認は複雑なものだと思われていました。しかし、Zuoraを活用すると、サブスクリプションビジネスプロセスに関わる処理時間が大幅に短縮され、収益の向上に大きく貢献すると言われています。

主な導入企業はトヨタ自動車株式会社、Microsoft社、株式会社Zendeskなどです。

⑨HiCustomer(ハイカスタマー)

Saas企業向けのカスタマーサクセスに特化したツールとして知られる「HiCustomer」。顧客のサービス利用状況を正確に把握し、顧客への効果的なアクションを見出せます。独自アラートの作成ができ、最適なタイミングでのアクションも可能。売上を最大化させる好機を逃しません。

Salesforceと連携すると、顧客の利用頻度と支払状況、契約の詳細などが一目で分かるようになります。

HiCustomer自体の導入・運用ルール設定の支援だけでなく、APIによる外部ツールとの連携もサポート。自社の課題解決のためのコンサルティングサービスも充実しています。

代表的な導入企業はスタディプラス株式会社、弁護士ドットコム株式会社、株式会社Emotion Techなどです。

⑩Google Workspace(グーグル ワークスペース)

言わずと知れたGoogle社のクラウドサービスです。2012年までは「G Suite」という名前で提供されていましたが、機能を拡充し「Google Workspace」としてサービスを開始。ビジネスには欠かせないツールとなっています。

Salesforceも「マーケティングを強化」「生産性の向上」「必要に応じた拡張」ができると、Google Workspaceとの連携を支援しています。Google Workspaceとの連携で、どのように生産性向上や消費者エンゲージメントの強化が実現するかを電話で問い合わせることも可能です。

Salesforce(セールスフォース)と外部ツールをAPI連携して業務効率化を目指そう

Salesforce単体では成しえない業務効率化も、外部ツールとのAPI連携で可能になります。自社の業務や業態、営業手法に合った外部ツールの導入をぜひ検討してください。

QUANZ(クオンツ)はSalesforceのパートナー認定企業として、プロフェッショナル性の高いエンジニアを多く有しています。数々の企業様のSalesforce導入支援実績を活かし、御社にとって最適なSalesforceの運用方法をご提案させていただきます。Salesforceの導入を検討されている場合、Salesforceの運用方法でお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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