【イベントレポート】Salesforce 最大規模の年次イベント『Dreamforce 2024』に参加しました!

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こんにちは、Salesforce第一事業部の福野です。

クオンツでは、エンジニアの育成や技術力の向上を目的として、各種 Salesforce イベントへの参加を業務の一環として推進しています。

今回、2024年9月17日から19日の3日間にわたりアメリカ・サンフランシスコで開催された セールスフォース が主催する最大級の年次カンファレンスイベント「Dreamforce 2024」に、クオンツとしては初めて参加しました! この記事では、3日間の会場の模様をお届けします。

Dreamforce とは

Dreamforce は、セールスフォースが毎年開催している、Salesforce最大級のカンファレンスイベントです。毎年、Salesforce 製品やサービスの新機能やアップデート情報が発表されるほか、ワークショップやハンズオンなど、たくさんのセッションが行われます。

今年(2024年)は 9月17日(火)から9月19日(木)までの3日間、アメリカ・サンフランシスコにて開催されました。日本からは700人以上が現地に参加し、今回、クオンツからも初めて福野が参加しました。

Moscone Center を中心とした広い会場

Dreamforce は、メイン会場の Moscone Center を中心とした広いエリアで行われました。

Dreamforest

Moscone North と Moscone South の間を通るハワード・ストリートを終日通行止めにし、まるで広場のようなエリア『Dreamforest』が作られていました。

朝の時間帯は朝食が提供されていたほか、ミュージシャンによる演奏など、様々な催し物が行われていました。

1日目の終わり頃では Einstein Challenge と題して多くの方が Einstein(Salesforce の Einstein 製品及び AI イノベーションのシンボルキャラクター)のコスプレしてギネス世界記録に挑戦していました。私もコスプレグッズをいただいたのですが、参加できず…(涙)

Campground

Moscone North の地下にある Campground と呼ばれるエリアでは、各種製品やサービスごとにブースが出展されていました。また、スポンサーブースも数多く出展されていたほか、シアターセッションや Salesforce+ 向けの番組の配信が行われていました。

Campground は Salesforce World Tour Tokyo でもありましたが、Dreamforce では製品やサービスごとのブースの中でもさらに機能ごとに分かれていたり、ブースの数・規模がとても大きく展開されていました。

セールスフォース・ジャパンによる日本語の Campground ツアーも開催され、私も参加させていただきました。

Dreamstore

Moscone North の1階では Salesforce のグッズを購入できるストア『Dreamstore』がオープンしていました。

Astro や Codey といった Salesforce キャラクターのグッズや Dreamforce 関連のグッズなど、Salesforce に関連したグッズが数多く展開されており、あれもこれも欲しくなってしまいました…(笑)

私は Trailblazer Hoodie や25周年記念ぬいぐるみなど購入しました。Salesforce のイベントなどでよく見かける Trailblazer Hoodie は私自身持っていなかったので、今回入手できてよかったです。

Trailblazer Forest

Moscone West の1階では Trailblazer Forest と呼ばれるエリアでは、ハンズオンのアクティビティやシアターセッションが行われていました。また、Campground より規模は小さいものの、製品やスポンサーのブースも出展されていました。

Camp Trailhead と呼ばれる場所では、対象の Trailhead のモジュールをクリアすることで、Tシャツをいただけました。

Camp Mini Hack と呼ばれる場所では、対象の課題をクリアするチャレンジが行われていました。2つクリアすると Apple AirTag がゲットできるとのことで、私も2つクリアしてきました。

他にもいろいろ

上記以外にも、様々な場所にシアターが用意されていたり、Lounch Zone や Lodge Village と呼ばれるエリアもあったり、会場内あらゆる場所で企画などが行われていました。

また、Salesforce イベントのスマートフォンアプリにて『Trailblazer Quest』が用意されており、クエストをクリアすることで景品と交換することができ、私もすべてクリアしてきました。

他にも様々なアクティビティに参加することで Swag(グッズ)を入手でき、私も3日間で多くの Swag をいただきました。ただ、英語がもっとできれば、もう少し入手できたような気がしております。(製品説明を聞いたらもらえるものはちょっとハードルが高いので、次回は英語が得意な社員と参加したいところ…!)

1,500以上のセッション

3日間の会期中、1,500以上のセッションが行われました。このうち、私が参加したセッションをご紹介します。

Keynote

Salesforce CEO が登壇する基調講演をはじめ、製品別やロール別の基調講演も数多く行われました。今回、私は4つの基調講演に参加しました。

Main Keynote: Humans with Agents Drive Customer Success Together

1日目の午前に行われたのが、Dreamforce の目玉となる Salesforce CEO の Marc Benioff 氏が登壇するメイン・キーノート。

このメインとなる基調講演は、日本からの参加者向けの席が用意されており、集合時間が開演の2時間前にもかかわらず、多くの日本からの参加者が集まっていました。

今回の Dreamforce の目玉は「Agentforce」。これまでの Einstein Copilot が進化し、自律型AIエージェントとして、さらにいろんなことができるようになるようです。OpenTable など先行して利用されているお客様の事例も紹介されていました。

Agentforce は現地では2024年10月に GA が予定されているとのこと。日本での展開にも期待が高まります。

メイン・キーノートでは他にも Data Cloud についてや、Salesforce Foundations について発表されていました。

Agentforce Keynote: Build the Future with AI Agents

2日目の午前に行われた Agentforce の基調講演。

最前列に案内され、アーカイブでも私がちらほらと映っているのが気になります(笑)

Day 1 のメイン・キーノートでも発表された Agentforce について、デモストレーションを交えて詳しく紹介されました。

Keynote: Experience the New Tableau

2日目の午後に行われた Tableau Keynote。私自身 Tableau は業務では触っていないのですが、Tableau について興味があり参加しました。

Salesforce だけでなく、Tableau についても多くのアップデートが発表されました。

Tableau が Salesforce Platform 上で動くようになると、さらに Salesforce のデータを利用してデータの分析が詳しくできるようになるのでは…と期待できそうです。今後の情報に期待が高まります。

Admin Keynote: Succeed in the AI Era

3日目の午前に行われた Admin Keynote。

メイン・キーノートでも発表のあった Salesforce Foundations について語られていたり、直近のメジャーリリースの内容や、新しい Lightning Design System についても話されていました。

Theater

基調講演以外にも、様々な場所にてシアターセッションが行われており、私は「AI, Data and Well-Architected」というシアターセッションに参加しました。

アーキテクチャを設計していくうえで、ベストプラクティスとされている Well-Architected。自分もまだまだ学習中の段階で理解が浅いところではありますが、最新のアップデートについても聞くことができてよかったです。

ハンズオン・トレーニングとワークショップ

3つのハンズオン・トレーニングと1つのワークショップに参加しました。(Dreamforce のアジェンダでは「Hands-on Training」と「Workshop」がそれぞれ別のセッションタイプとして分かれていたのですが、この明確な違いは分からず…。)

ハンズオン・トレーニング

ハンズオン・トレーニングは以下の3つに参加しました。

  • Get Started with Agentforce (formerly Copilot)
  • Get Started with Prompt Builder
  • Build Your First Lightning Web Component

Agentforce のハンズオンでは、今年の Dreamforce で最も注目されている『Agentforce』をいち早く設定して使ってみるところまでを、講師の方の指示に従って触ることができました。

Lightning Web Component のハンズオンでは、Code Builder(Webベースの開発環境)を使ってLWCを構築する方法を学びました。Code Builder は触ったことがなかったので、使い勝手を知ることができてよかったです。

ワークショップ

ワークショップは「Put Your Data and AI into Action」に参加しました。Data Cloud と Einstein を使ってみるワークショップで、4つの中からテーマ選んで各自資料を見ながら環境を触ってみる内容でした。

私は「Marketing」を選んで実施し、Einstein にセグメント条件のプロンプトを入力してセグメントを生成したり、セグメントトリガーフローを使ってメール送信のフローを作成しました。

豪華アーティストによるライブイベント『Dreamfest』

2日目の夜は Oracle Park にて豪華アーティストによるライブイベント『Dreamfest』がメジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地である Oracle Park にて行われました。

毎年、錚々たるアーティストが出演していますが、今年(2024年)は Imagine Dragon さんと P!nk さんの2組のアーティストが会場を盛り上げました。

ドローンによるショーも行われ、Salesforce のロゴや Astro などのキャラクターが描かれると会場内に歓声が沸き上がりました。

日本からの参加者向けプログラム

Dreamforce では様々なセッションやプログラムの他に、セールスフォース・ジャパンによる日本の参加者向けのプログラムが行われ、私も参加いたしました。

Japan Night

1日目の夜は、日本からの参加者との親睦会『Japan Night』に参加させていただきました。

私も、現在ご支援させていただいているお客様や、コミュニティを通じてつながりがある方など、いろんな方とご挨拶させていただきました。

食事も美味しかったです。現地のカルフォルニアロールも食べることができてよかったです。

Wrap Up Session

最終日の夕方、セールスフォース・ジャパンによる今回の Dreamforce の振り返りセッションが行われました。

3日間の Dreamforce では数多くの発表やアップデートがあり、私自身キャッチアップに追いついていない部分も多かったほか、参加できなかった基調講演もあったため、トピックをまとめて展開していただき大変助かりました。

3日間の Dreamforce を終えて

会場内にとどまらず、サンフランシスコの街中でも Dreamforce のパスを首からかけている方や Trailblazer Hoodie を着ている方を多く見かけ、Salesforce エコシステムの規模の大きさに驚かされました。

会場内では様々な最新のイノベーションやアップデートが発表され、Salesforce 製品の進化の止まらなさを肌で感じることができ、たくさんの刺激を得ることができました。次回の Dreamforce もぜひ参加したいと考えています。

これからも Salesforce の初期導入・運用をご支援するコンサルティングパートナー企業として、Salesforce の最新情報をキャッチアップし、お客様に寄り添ったご提案ができるように精進してまいります。

『Salesforce+』にてアーカイブ配信中

今回の Dreamforce の内容は、Salesforce のオンライン動画配信プラットフォーム『Salesforce+』にて、基調講演など様々なセッションがアーカイブ配信されています。配信はすべて英語ですが、会場の雰囲気も感じられるため、ぜひ一度アクセスしてみてはいかがでしょうか? (英語のリスニングにも良いかもしれません(笑))

https://www.salesforce.com/plus/experience/Dreamforce_2024

2024年10月『Dreamforce 2024 Recap in Tokyo』開催

Dreamforce の内容を凝縮して日本向けにお届けする『Dreamforce 2024 Recap in Tokyo』が Salesforce+ にて10月22日(火)にライブ配信されます。こちらもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

Salesforce+ Event Dreamforce 2024 Recap in Tokyo
今年も世界中から約18万人が参加するSalesforce主催の世界最大級AIイベント「Dreamforce」。革新とインスピレーションの祭典であるそのエッセンスを凝縮して日本のお客様にお届けすべく、「Agentforce - 人とAIエージェントでビジネスを成功させる時代」をテーマに、ビジネスをAIエンタープライズへと...

2025年秋『Dreamforce 2025』開催

2025年も秋に Dreamforce がアメリカ・サンフランシスコにて開催されることが発表されました! 以下のフォームにて登録すると、登録開始をいち早く知ることができるとのことですので、参加を考えている方はぜひ登録してみてはいかがでしょうか。

Dreamforce 2025
Dreamforce 2025

余談

Dreamforce でのランチ

Dreamforce では3日間ランチの提供があり、毎日5種類から選べました。

量も大きさもアメリカサイズで食べきれず…。デザートにチョコチップクッキーが付いてくるところもアメリカを感じました(笑)

Salesforce Tower に行ってきました

Dreamforce のメイン会場である Moscone Center から徒歩20分ほどに Salesforce 本社である Salesforce Tower があり、外観とフロントだけ観てきました。

Salesforce Tower の Ohana Floor に入れるツアーが行われており、Salesforce Tower の前に多くの方が列に並んでいました。私も参加したかったのですが、スケジュールの兼ね合いで参加できず…。次回も開催されていたら参加したいところです。

Waymo に乗ってきました

メインキーノートでも登場した、無人の自動運転タクシー『Waymo(ウェイモ)』。これまで招待制でしたが、今年(2024年)6月に一般に利用できるようになったため、今回乗ってみました。

運転もかなりスムーズで、快適に移動することができました。現地ではライドシェアサービスでも移動しましたが、ライドシェアと比べても快適だったため、次回は Waymo のサービスエリア内で会場から少し遠いところを宿泊先のホテルに選んでもよいかも…?

In-N-Out Burger を食べてきました

アメリカ西海岸で展開しているハンバーガーチェーン『In-N-Out Burger(イン・アンド・アウト・バーガー)』。ドジャースの大谷翔平選手が好きなアメリカンフードとして名前を挙げたことでも有名なんだそうです。

私も空港に向かう前に食べてきました。美味しかったです。

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